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さようなら、371系

来月の御殿場線80周年のイベントを最後に、JRの「ロマンスカー」として長年活躍して来た371系が引退する事が決まりました。
371系というと大方のヒトには「何それ」になるかと思います。小田急ロマンスカーの「あさぎり」に使用されて来た、JR側の車両といえば何となく分かる方も居るかと思います。

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(新宿駅にて)

バブルの最後の1990年に搭乗したこの列車は、当時人気を博していた100系新幹線のデザインを踏襲し、展望車に二階建てのグリーン車が連結され、グリーン車ではシートサービスに加えて液晶テレビも付いた非常に豪華な設備を誇っていました。

しかしながら、バブル崩壊に加えて御殿場線の高い特急料金が仇となり利用者は低迷。
もともと静岡県内へのロマンスカー利用者は小田急の沿線の利用者か、東海道線の普通列車と同料金で速くて快適な特急を利用したいという需要がメインだったところに・・・。
「沼津まで乗車すると、東京から三島までの新幹線と殆ど変わらない料金設定」は利用者に受け入れられる事無く、伊豆半島自体の旅行客の低迷にも重なりどんどん利用者は減って行きました。
御殿場アクセスに至っては、小田急箱根高速バスと殆ど変わらない所要時間で、大きく違う料金。今でもそれが受け入れられているのか、疑問に感じています。

元々「あさぎり」は御殿場線ではなく身延線の沿線(といっても若干無理は有りますが)の朝霧高原から名付けられ、開業当初は富士宮への乗り入れも視野に入れられていたそうです。
結局それは小田急の20000系の臨時列車でただ一度だけ実現しましたが、ロマンスカーの乗り入れもかなわず、ゴルフ場を除いて富士山麓から小田急グループ自体も撤退。富士山麓に2つ有った遊園地も日大とプレミアムアウトレットへの転身となりました。

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(東海道線の吉原ー東田子の浦間にて)

371系は朝晩は浜松ー三島間でホームライナーとして使用されていました。
なんせ310円でロマンスカーの車両に乗れるのですから、お得感の有る列車でした。
御殿場線の景色も良いですが、東海道線の上りの興津ー富士間では真正面に富士山を望み、展望席の威力が最大限に発揮される区間でもありました。
意外に良かったのが夜景で、缶ビールやハイボールを供に夜の東海道線の景観を楽しむのも、また楽しみの一つでした。原ー吉原間の直線区間では、遥か遠くに光る対向列車がぐんぐん近づいて来る迫力が楽しめたほか、沼津や富士のような大きな駅に入る瞬間もなかなかの景色でした。

371系と20000系が、まだ日本経済に余裕が有り、日本に夢が有った最後の時代の車両だったと思います。
その数年後に登場した373系やEXEからは、機能重視で豪華な設備は全て割愛され、非常に味気ない車両となりました。そして、新幹線の300系も・・・。
EXEに至っては箱根アクセスのロマンスカーのシェア低下の戦犯とも呼ばれていますが、私もEXEがきっかけでロマンスカーを利用しなくなりました。LSEやVSEと同じ料金払うの、今でも悔しいですし。

そしてその頃からジョイフルトレインという言葉も耳にしなくなり、ブルトレの廃止や食堂車の廃止など、日本における鉄道旅行の価値は大きく下がったような気がします・・・。

まだ夢や希望の有った時代の思い出の車両が消えて行くのは寂しいですが、
またいつの日か、当時のような明るい世の中が戻り、旅を楽しむような列車が帰ってくる事を願います。

富士山を眺めるスタバ ー富士川SA下り線ー [車窓からの富士]

食欲の秋。お菓子もコーヒーも美味しい季節になりました。
先日の報道で、スターバックスコーヒーがついに日本の全ての都道府県に出来るという話題が盛り上がりました。大トリに鳥取を持って来た、というギャグが今でも記憶に離れません(苦笑)。
スタバには通常店舗の他に、コンセプト店が数店舗有り、太宰府店や出雲大社店のようなデザイン重視の店舗や、池尻店などの新スタイル店などもあります。
ちなみに「本社直轄店」が目黒の駅前にあるのですが、そちらでは1杯1000円もするような高級コーヒーが飲めます。そちらは、目の前で豆から挽いてドリップし、ワインのようにアロマを引き出す専門の陶器で飲める、というかなり凝ったメニューです(もちろん通常のメニューも置いてあります)。
但し、旧パイオニア本社の跡地に出来たこの店舗(本社ビルの1F)、目の前に旧来の「目黒権助坂店」が有り、坂の上の駅ビルには「アトレ目黒店」も有るので、よくこれだけ有って競合しないなぁと・・・。
きっと目黒のヒトはスタバ好き、ということなのでしょう(笑)。
ちなみに目黒駅周辺には、アマゾンの日本本社や、ディズニーの日本支社があるなど米国系の有名企業がひしめいております。

ところで、そんなスタバの中でも飛び抜けて景色の良いお店が富士市に1つあります。
それは、東名富士川SA下りの店舗です。
小さな店舗ですが、場所からしてこの景観。ちょっとコーヒーが飲みたくなります。
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カウンター席からの眺めは、富士川の後ろにそびえる大きな富士山。
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こんな景色を眺めながら「抹茶クリームラテ」なんか飲んでいると、「あぁ日本だな」なんて思ったり。
朝焼けの富士山を眺めながらのコーヒーも、贅沢な気分を盛り上げます。
そんな話を書いているうちに、ハウスブレンドのコーヒーが飲みたくなってしまいました・・・。

昼間も、写真のような朝焼けの富士山も綺麗ですが、夜は夜で素晴らしい夜景が見られます。
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特に夏は、空には富士山の山頂へ続く登山道の明かり、眼下には富士市街の夜景が広がり、夜景を満喫出来ます。このあたりの夜景は、住んでいるヒトは函館などの夜景にもひけをとらないと思っています。

唯一の難点は、高速道路のSAなのでそうそう気軽に行けない点ですが・・・。
富士ICから入り、富士川SAのスマートICで降りればコーヒー代より安い高速料金で済みます。
あとは東名富士川バス停も併設されているので、バスで立ち寄るか、バス停利用者用の通路で一般道からも行けますが・・・。例によって整備されていないので、一般道からの徒歩来訪はお勧めしません。

でも。世界中のスタバに出掛けましたが、これだけ景色の良い店舗はなかなか有りません。
ドライブで富士川SAを通る際には、ぜひとも立ち寄ってみて下さい。
いつものコーヒーやラテが、普段以上に美味しく楽しめると思います!

東海道線から富士山を撮る! [車窓からの富士]

いよいよ富士山も雪化粧し、秋も本格的になりました。
普通列車で旅行される方も多いと思いますが、行楽シーズンは富士駅が近づくと富士山を撮影しようという方々を多く見かけます。
そんな皆様に元東海道線ユーザーより、「富士山を綺麗に撮るスポット」をシェアしたいと思います。

(1)そもそも富士山のよく見える区間
東海道線の車窓という意味では神奈川県からでも富士山は見えます(笑)。が、折角なので大きな富士山が見える区間、という意味では、だいたい以下の区間になります。

・函南ー沼津間
(沼津ー東田子の浦間は「愛鷹山」という山陰に下半分が隠れてしまうので、富士山自体は見えますがその東西よりは見えにくくなります)
・東田子の浦ー富士(駅の手前まで)間
・富士(身延線の分岐あたりから)ー富士川間
・由比ー興津間(左富士 : 通常とは逆側の海側・神戸方面に向かって左側から見えます)

(2)大きな富士山、を撮影出来るポイント
全景が見える大きな富士山、という意味では東田子の浦から興津の間になります。

(a)東田子の浦から吉原にかけて
東田子の浦ー吉原間は、最も富士山がよく見える区間ではあるのですが・・・。
線路沿いに住宅が増えた事も有り、実はシャッターチャンスが難しい区間でもあります。
一カ所蓬莱橋(昭和放水路)というポイントが有るのですが、走行中の列車からは狙いにくいポイントですのでお勧め出来ません。
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(蓬莱橋を行く371系)

(b)吉原から富士に掛けて
最も撮影のしやすい場所は、吉原ー富士間です。
富士山に最も近づくので大きく見えるという事と、数カ所遮るものの無い「シャッターチャンス」が巡って来ます。

最初のチャンスは吉原駅を発車数十秒後。
田子の浦港に掛かる橋を渡っている瞬間です。
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ここは北側が貯木場で入り江(正しくは河川)になっているので、水辺の向こうに富士、春には桜という景色が見られます。

次がその約1分後。
新幹線のガードをくぐった直後に潤井川という川を渡りますが、その前後もシャッターチャンスです。
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この地域は川が天井川(富士山頂の大沢崩れから流れている川なので、土砂が堆積して高い土地を流れている)になっているので、渡る時に川の前後が高くなっています。また、同じ理由で洪水が多い地域であった為、家屋も少なくなっています。
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川を渡り、最後のベストスポットがこちらです。
これを過ぎると富士の駅前の工場群と市街地に阻まれて、富士駅発車後しばらくまでは富士山のシャッターチャンスがありません。

(c)富士駅以西
富士駅を出て、身延線が富士山方向に分岐すると、身延線の車庫が富士山側に見えて来ます。
ここから富士川鉄橋を渡るまでがビュースポットで、鉄橋の直前と直後はシャッターチャンスです。

鉄橋を渡ると線路は大きく南へカーブし、しばらく車窓から富士山が消えてしまいます。
(静岡方面からは、新蒲原ー富士川間で右側の前方にちらっと見えますが、本当にちらっとです。)

最後に由比を発車して東名高速道路をくぐった瞬間が、富士山の絶景ポイントの一つです。
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先日台風の崖崩れで不通になった場所でもありますが・・・。

ここを過ぎると、車窓の富士山ともお別れ。基本的に富士山を背にして走るので、なかなか見えなくなってしまいます・・・。

(おわりに)
という事で、富士山の写真を狙いたい方は、
富士駅の両隣の区間の、吉原ー富士川間でチャレンジされると確率が高いと思います。
富士駅の周辺は市街地なので、車窓からは隠れてしまいます。
ただし、車内マナーには十分ご注意ください。
他の乗客への迷惑が掛からず、かつ安全に撮るとしたら、山側の座席かつり革の利用をお勧め致します。

ヨーロッパ鉄道旅行術(1) [From Europe]

東海道新幹線が50周年を迎えましたが、現在は世界中に高速鉄道が普及しています。
特に欧州はTGVやICEなど高速鉄道が昔から盛んな地域で、中距離の移動の際にはとても重宝します。
今日は欧州での鉄道旅行の情報をご紹介したいと思います。
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(切符の購入ー日本語での手配)
昔はトーマスクック社の時刻表を見ながら列車を調べ、現地で購入するのが一般的でした。
日本の旅行代理店では手配が出来ても1列車あたり2-3千円の手数料を取られる事もざら。
鉄道旅行のハードルはかなり高いものでした。
しかし、今は「Rail Europe」社のサイトで日本語でたいがいの列車の切符は手配出来るばかりでなく、昔は現地でしか購入出来なかった割引運賃の切符も購入出来るようになりました。
実は慣れると日本のJRの切符の予約よりも楽で、簡単に購入出来ます。

(切符の購入ー現地サイト(英語)での手配)
私が使っているのは現地サイトで、例えばBoyage-SNCF(フランス国鉄)やDB(ドイツ鉄道)、SBB(スイス国鉄)など。必ずEnglishのメニューが整備されており、その国の言葉と殆ど変わらないレベルで調達が出来ます。
この場合のメリットは、
・現地のローカル線や普通列車などの時刻検索や購入が可能。
・現地の鉄道会社からの直接購入なので、何か有った時の対応(駅員や窓口への問い合わせ)がしやすい。
・携帯アプリでの購入も可能で、カレンダー同期などスマホのメリットを最大限に活かせる。
といったところです。時々地方特定の周遊券(特にスイスやドイツには有ります)などレールヨーロッパに無い情報も転がっているので、安く旅行したい場合には重宝します。

アプリはかなり便利で、乗り換え検索から切符の購入・保管、スケジュール管理までワンストップで出来ます。例えばDBのアプリでは列車の遅延情報や、発着番線まで表示されるので大きな駅でも安心です。
しかもこれらはオフラインでも閲覧可能なのが素晴らしいです。
実際ドイツではオフラインで携帯乗車券の提示や、時刻の確認などが出来たので助かりました。

操作方法は、HPもアプリも日本の乗換案内系のHPと同様に、
(1)乗車駅・下車駅と乗車時間(または到着時間)を入力して検索。
※この時に、年齢と人数を聞かれるので切符を買う場合は入力を。年齢は料金が異なる(日本には無いユースやシニアの料金が有る)ので必須です。
(2)候補の列車と時刻と値段が表示されるので、乗りたい列車(買いたい切符)を選んで購入します。
※国際列車などは列車指定の格安券もあり、1等車に2等より安く乗れる場合も有ります。中には「東京ー新大阪」相当の1等車が「東京ー静岡」の普通車自由席より安く乗れる、ような格安券も!
特にユーロスターやイタリア新幹線はドリンクサービスや時にはミールサービスなど、グリーン車とは比較にならない程のサービスが充実しているので、お得です!
(3)座席指定が必要な場合は、「Seat Reservation」にチェックを入れます。窓側・通路側の選択、個室か一般席かとシートマップでの選択も可能です。
(4)クレジットカードで決済します。切符の受け取り方法を聞かれるので、PDF受領か、駅引き換え(クレジットカードで出力=えきねっとやエクスプレス予約と同じ)、アプリ受領(スマホのアプリに格納)を選択して下さい。郵送は日本にはしてくれません。

(電車の乗り方・切符の取り扱い)
欧州では地下鉄などを除き、「改札口」というものは通常ありません。
上のステップで切符を購入すると、購入方法に応じて次のいずれかの経路で切符を入手する事になります。

・駅の窓口や券売機で引き換え(Rail&Fly以外はほぼあり得ません)
・バーコードの記載されたPDFがメールで送付される
・アプリに二次元コードの乗車券が保存される

基本的には、車内で車掌さんが携帯端末(PDFかアプリの場合)かハサミ(紙の切符の場合)で検札を行います。スマホの電池切れが怖いヒトは、PDFの切符を。PDFは印刷して持参しましょう。

以前はごついバーコードリーダー(しかもカシオかキャノンの)での検札でしたが、最近はiPadが導入され、検札もスマートになりました。
バーコードでの改札は、高価な自動改札機が不要で、しかも券売機も不要なので鉄道側にも顧客側にもメリットが有ります。
特にスリの多い大都市の駅で、自動券売機と格闘したり英語の出来る駅員の窓口に並ばなくて良くなったのはとても助かります!

駅に着いたら切符を持っている場合はそのまま列車に直行しましょう。
列車番号(ICE82, TGV9001など。「のぞみ」や「ひかり」のような名前は表示されない)と行き先と発車時間がわかれば、駅の時刻表で何番線に来るか確認可能です。
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(チューリヒ中央駅の時刻表)

またはDBのアプリなどではホームも記載されているのでそれを見ながら動けます。
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(DBアプリの表示例。これはフランクフルト中央駅から空港への列車の場合です)

日本と違って一度検札をしてしまえば、滅多に追加のチェックは入りません。
但し、切符によってはパスポートやクレジットカードの提示が必要なので注意ください。

今はローカル線まで含めた切符もこの手順で手に入るので、
例えばドイツのローテンブルグ(日本のツアーは普通バスで入りますが、フランクフルトかミュンヘンから2時間程度で電車でも行けます)やスイスの山岳地帯などへの切符もネットで簡単に手配出来ます。

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(ローテンブルグの駅と2両編成のローカル列車。地方私鉄の終着駅、という感じの小さな駅です。ICE
とローカル線2本を乗り継いで、この駅から坂を上って城壁の中に入ると感動もひとしおです!)

乗り換えもアプリやネットで確認可能で、あとは乗るだけ。意外に簡単です。

鉄道旅行をしてみたいけど・・・と思っている方も、ぜひチャレンジしてみて下さい。
ネットで切符を買える英語力が有れば、あとは日本より快適に旅行が出来ます!

秋の夕暮れ [車窓からの富士]

もうすっかり秋も深まり、17時になると暗さに冬の訪れを感じます。
秋の夕暮れ。夕暮れでは一番好きな季節です。
写真は御殿場ICからです。
もう何年も前ですが、燃えるような空の色が綺麗で、車窓の景色に癒されました。

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東京の17時の時報は「夕焼け小焼け」ですが、富士市の17時の時報は「富士山」です。
以前は「赤とんぼ」や「みかんの花咲く丘」など何パターンか有りましたが・・・、今は「富士山」に統一されました。周りの街はどんな音楽か気になりますが、どうなんでしょうね・・・。
ちなみに東京の「夕焼け小焼け」は区によってパターンが異なり、「帰ろかな」のワンフレーズが入る区もあります。元々は恵比寿ガーデンプレイスの辺りの、広尾の街が舞台のこの曲。但し、現代の都心でのこの音楽の違和感はかなりのもので・・・。先日黄昏のレインボーブリッジをくぐる水上バスでこの曲が聞こえて来た時には、居合わせた乗客で、一瞬の沈黙の後・・・、大爆笑(笑)。

話を富士山に戻すと、静岡県はスクランブル交差点も「富士山」。浜松や伊豆でも「富士山」。
いったい、どれだけ富士山が好きなのでしょう(笑)、と思ってしまいます。確かにみんな好きですが。

そんな夕焼けの時間。鴨たちがのどかに泳ぐ街中の景色です。
富士駅から10分も歩かない街中の川。富士駅周辺は江戸時代の農地開発の名残で掘割が多く残っていますが、何故かこの川にだけ、昔から鴨が住んでいます。
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もうすぐ冬。
次回の帰省は、雪化粧の富士が楽しみです。

山梨ヌーボー [ワイン]

いよいよ秋。
秋のワインイベントと言えば、ボジョレーヌーボーの解禁日!
私もワインラバーの一人として、待ちきれない日の一つです。
ボジョレーの印象が強いガメイ種は、「水」「葡萄ジュース」などと揶揄される事も多いのですが、熟成の進んだガメイは、コートデュローヌやブルゴーニュの赤に匹敵する強さを兼ね備えたものも有り、なかなか奥深い世界です。ヌーボーだけでは勿体ない。。。

ところで。
日本ワインにもそのようなイベントが有るのは皆さんご存知でしょうか?
11月3日、「山梨ヌーボー」のイベントが日比谷公園で開かれます。
山梨県のワイナリーが一同に会し、新酒のテイスティングなどが出来ます。私も以前立ち寄った事が有りますが、テイスティンググラスを手にそれは大勢の賑わいで、公園中がワインの匂いに包まれていたのを思い出します。


秋の公園散策のついでに、ぜひともお立ち寄りください^ ^。
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空から富士山を眺める [空からの富士]

こんばんは。今日は秋晴れ。よい天気の1日でしたね。
ところで、皆さん飛行機から富士山を眺める機会はありますか?
長年空港の無かった静岡県民だった私は、空から富士山を眺めるなんて遠い世界だと思って暮らしていましたが、大人になって東京のヒトになってからは、飛行機に乗る機会が激増。
一回空から富士山を眺めて以降その魅力にはまり、今は空から富士を眺める事が旅の楽しみの一つになっています。
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ところが、富士山をよく眺められる路線、というのは意外に限られます。
というのも、羽田発着の飛行機の航路は複数有りますが、富士山の真上やその南北の、富士五湖上空、富士市上空のルートを飛行した場合は、富士山が真下になるので見えません。

色々な路線を経験した結果、
・羽田ー伊丹線が最も理想的なコースを飛行する。
(富士山が真横に大きく見える)

・羽田ー中部・鹿児島・奄美大島・那覇線でも見えるが、距離が遠くなる。
(真横に見えるが、南伊豆を通るため少し遠くに見える)

・羽田ー福岡・神戸では富士山のほぼ真上を通るため、見えにくい。

・羽田ー北陸方面では山梨県側からの富士山が楽しめる。

というところまで分かって来ました。

ちなみに先程の写真と、この写真は羽田ー伊丹線からのものです。
大阪方面に右側の窓側に座るとこの景色が見られます。
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羽田空港から、ベイブリッジ→江ノ島→真鶴→裾野、の順に見えて来て、富士山が最初に大きな姿を現す時には裾野市からのアングルで見えます。それから、御殿場線→東海道線、の車窓とだいたい同じ流れで景色が変わって行き、クライマックスは東海道線と同様に東田子の浦→富士間です。

特に沼津市から富士市に掛けての上空では、富士山の全景と駿河湾、南アルプスが一望出来、眼下に富士・富士宮の市街地と遠く甲府盆地まで一望出来、その景色はまさに「絶景」です^ ^。

但し、この辺りで飛行機の後方に移ってしまうので、富士駅通過、ぐらいのタイミングで富士山はすぐに見えなくなってしまいますが・・・。

大昔に富士山に接近しすぎて旧BAOCのロンドン行きのB707が富士山に墜落したという出来事がありましたが・・・、(乗客に富士山を見せようとしたためだという説が有ります)そこまでして見たくなる気持ちも理解出来ます。

但し、その事故以来富士山周辺の気流の激しい区域は飛行禁止になったため、今はそのような事故の恐れは有りません。

飛行機の景色としての富士山の人気も絶大で、今までの数少ない機内でも色々なドラマを見て来ました。
離島への帰省便では機内アナウンスのあと一斉にシャッターの音が鳴り響き、夏休みに親子連れに窓際席をお譲りした際には、富士山が見られて良い思い出になった、と写真をみせてくれました。
折角の機会ですから、大体の飛行ルートを確認の上、眺めをお楽しみ戴ければと思います。かくいう自分も滅多に快晴の日に乗り合わせた事が無いので、次の機会を狙っています。




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マッターホルンと富士山と [空からの富士]

先日までスイスに出掛けておりました。
スイスには何度も出掛けているのですが、今回は初めてマッターホルンを眺めました。
ハイキングコースもよく整備されており、氷河を楽しみながらのとても楽しい旅になりました。
特に森林限界より下の部分での、「マッターホルンを眺めるハイキングコース」の整備には目を見張るものが有りました。御嶽山の噴火で山頂への登山については色々議論がありますが、我が富士山麓でも、下界の観光振興にもっと積極的になって欲しいと改めて思いました。
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その帰り道。
新潟上空を飛行する飛行機から、雲海の続く窓の外をぼんやりと眺めていました。いつもは佐渡や新潟の街並を眺めて帰国を実感するのですが、この日は雲の下。どこかに「日本らしき景色が見えないか」と見つめていたのですが・・・。雲海の彼方に見覚えのあるシルエットが。
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何と、富士山。

あれだけの距離から見える事に驚きつつも、「あ、帰って来たな」と実感しました。

東京から富士に向かう旅路では、UCCの看板を過ぎて大きな富士山が見えると帰省した気分に、
関西方面から東京に向かう旅路では飛行機からでものぞみでも、富士山が見えると「やっと東京に来たな」という気分にさせてくれます。

でも今回はそれらを凌駕して「日本に帰った」という気分にさせてくれました。

上空からの富士山の眺めでは、もっと綺麗に見える場所(路線)もあるのですが・・・。
「遥かシベリアを越えてようやく見えた日本」という感慨に代えられるものも、ないと思います。

欧州便から見る富士山の景色については、British airwaysが先日発表した「コックピットから眺める10の絶景」に、アイスランド上空からのオーロラなどと並んで掲載しています。

確かに、雲海の彼方に見える富士山は、「日本」を感じさせるだけの威容を備えているかと。

マッターホルンやモンブランもそうですが、山には人を引きつける不思議な魅力があると思います。


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初冠雪

本日、富士山が初冠雪しました。
今年は登山シーズン中には、静岡新聞社が火口付近で霜とも雪ともとれるものを撮影していたので、9月の早い時期には積もるかと見ていたのですが・・・。
まさかの10月中旬。
それにしても、今はweb上で色々な場所からの富士山を眺められるので良いですよね。
東京に居る私は、早速朝から写真で楽しませて頂きました。

ちなみに、アプリ版の「wethernews」では、地域の天気の画面にライブカメラが表示されますが、
「富士市」と「富士吉田市」は富士山のライブカメラが見られるのでおすすめです。
自分も帰省や出張の時ぐらいしか使わない画面ですが、たまに富士山を見たくなると見る事も。
特に夕方、赤富士の時間帯に見ると癒されます!

それでは、皆様にとって良い一日になりますように。

中央線に乗って [車窓からの富士]

今日は1年ぶりの中央線。
北杜市にある、友人の居るワイナリーに収穫体験に出掛けて来ました。

途中、富士山がいつ見えるかと楽しみに。
でも・・・。
土地勘が少ないので、「初狩ひと目富士」は見逃してしまい・・・。
勝沼を過ぎて、山並みの向こうに富士を見つけるまで、大分時間をかけてしまいました。
冬なら雪ですぐ気づくのですが、夏の富士山、見つけにくい・・・。

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甲府を過ぎて韮崎に着く頃。
標高が高くなったせいか、富士山の姿がだんだん大きく見えて来ました。

この後、明野のワイナリーでとても美しい富士を見れたのですが。。。
今日の空模様では、カメラで撮ると霞んでしまい、なかなか綺麗に取れなくて残念。

こちらは、またの機会にご紹介出来ればと。

しかし、美味しいワインと富士山。
この組み合わせに勝るマリアージュもなかなか無いと思います。

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